顧客概要
札幌市で民泊物件選びの段階から不安を感じていた50代自営業の男性が、消防の問題でつまずかないようにと専門家に相談。結果として、消防設備費用を抑えつつ、わずか1ヶ月以内に届出を完了させることができました。もう1件依頼したいと思えるほど、手続きとコスト両面での安心を実現した事例です。
ご依頼の経緯
K.Mさんは、札幌市で自営業を営む50代の男性。以前から観光客向けの民泊ビジネスに興味を持っていましたが、実際に物件探しを始めてみると、消防法の壁に直面しました。不動産会社から紹介された物件には、過去の違反履歴があったり、現状のままでは消防法に適合しないものが多く、どこから手をつけていいか分からない状況だったそうです。
「この物件を選んで本当に大丈夫なのか」「あとで多額の設備費がかかるのではないか」——そうした不安を抱えたK.Mさんは、インターネットで“民泊”“消防”に詳しい行政書士を探し、当事務所にご相談くださいました。単に届出をするだけでなく、消防設備や現場との調整もサポートできる点に魅力を感じてくださったそうです。
担当行政書士のコメント
民泊の届出や許可申請において、最も多くの方が見落としがちなのが「消防法との適合性」です。特にK.Mさんのように、初めて民泊事業に取り組む方にとっては、「物件の選び方ひとつで、後々の設備投資や手続きの煩雑さが大きく変わる」という事実に、なかなか気付きにくいものです。
今回のご相談では、物件選定の段階からサポートに入り、候補物件についてはすべて消防署に事前確認を行いました。そこで違反履歴がある物件や、是正が困難とされる物件を排除し、「設備の追加が最小限で済み、法令にも適合する物件」の選定を重視しました。
また、消防設備についても、設備会社任せではなく、当事務所がクライアントと設備業者、消防署の間に立って調整を行いました。これにより、設備内容に無駄がなくなり、当初の想定よりも数十万円安く済んだ点は、K.Mさんにとって大きなメリットでした。民泊の届出についても、必要書類の準備から保健所とのやりとりまで一貫して対応し、全体で1ヶ月かからずに手続きを完了できました。
特にこのようなケースでは、「届出さえ通ればいい」という視点ではなく、「安全性」「コスト」「スケジュール」のすべてを見据えた総合的な判断が求められます。K.Mさんからは「物件の段階から任せて良かった」とのお言葉をいただき、手続きの結果だけでなく、その過程に対してもご満足いただけました。
お客様メッセージ
民泊を始めたいと思ったものの、物件選びの時点で消防のことがよく分からず、不安ばかりでした。何をどうすればよいのか、自分では全く判断がつかずにいたところ、消防に詳しい行政書士の方がいると知り、お願いすることにしました。
結果として、物件選びの段階からアドバイスをいただけたので、「この物件で始めても大丈夫」と確信を持って進めることができました。特に驚いたのは、消防設備についても丁寧に調整していただいたおかげで、設備費用が数十万円も安くなったことです。届出の手続きも非常にスムーズで、1ヶ月以内に完了し、準備のストレスが一気に軽くなりました。
もし自分一人で進めていたら、違反のある物件を選んでしまったり、設備会社の言いなりで高額な工事をしていたかもしれません。今回は本当に助かりました。今後、もう1件民泊を始めたいと考えているので、次もぜひお願いしたいと思っています。