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北海道での相続は「手続き」だけでは終わらない──死後事務から遺品整理まで含めて考える行政書士による本当の相続対策

  • 投稿:2025年12月25日
北海道での相続は「手続き」だけでは終わらない──死後事務から遺品整理まで含めて考える行政書士による本当の相続対策

相続というと、「相続税」や「名義変更」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、実際にご家族が亡くなった後に待っているのは、それだけではありません。

**死亡後に発生する事務手続き(死後事務)**は非常に多く、しかも一つひとつが煩雑で、精神的にも大きな負担となります。
さらに近年は制度改正により便利になった手続きがある一方で、遺品整理をめぐるトラブルも全国的に増えています。

この記事では、

死後事務にはどんな種類があるのか

なぜ死後事務はこんなにも大変なのか

新しい制度で便利になった「法定相続情報一覧図」

相続で見落とされがちな「遺品整理」の重要性

違法な遺品整理・不用品回収業者の危険性

適正な業者を選ぶための具体的なポイント

そして最後に、
元消防士の行政書士が「遺品整理」をどう捉えているのかについてお伝えします。

相続の前に立ちはだかる「死後事務」の現実

人が亡くなると、法律上・実務上、数多くの手続きが発生します。
これらを総称して「死後事務」と呼びます。

主な死後事務の種類

死後事務には、例えば次のようなものがあります。

  • 死亡届の提出、火葬許可の取得
  • 葬儀・火葬・納骨の手配
  • 年金・健康保険・介護保険の資格喪失手続き
  • 電気・ガス・水道・通信契約の解約
  • クレジットカード、サブスク、各種会員契約の解約
  • 医療費・施設利用料の精算
  • 賃貸住宅の解約、原状回復
  • 役所・金融機関・保険会社とのやり取り

これらは短期間で、しかも並行して進めなければならないものがほとんどです。

なぜ死後事務はここまで煩雑なのか

死後事務が大変な理由は、単に数が多いからではありません。

  • 期限が決まっているものが多い
  • 提出書類が複雑
  • 同じ説明を何度も求められる
  • 平日昼間しか対応していない窓口が多い
  • 遺族が精神的に最もつらい時期に行わなければならない

「何から手を付ければいいのかわからない」
そう感じる方がほとんどです。

相続手続きを大きく楽にする「法定相続情報一覧図」

一方で、相続手続きの分野では非常に便利な制度も生まれています。
それが法定相続情報一覧図です。

法定相続情報一覧図とは?

法定相続情報一覧図とは、

  • 被相続人
  • 相続人の関係
  • 相続人全員の情報

を一枚の図にまとめ、法務局が認証してくれる制度です。

これを取得すると、

  • 銀行
  • 証券会社
  • 保険会社
  • 不動産関係

などの相続手続きで、戸籍一式を何度も提出する必要がなくなります

広域交付制度でさらに便利に

以前は戸籍を集めるために、各市町村を回る必要がありました。
しかし現在は広域交付制度により、最寄りの役所でまとめて請求できるようになっています。

この制度と法定相続情報一覧図を組み合わせることで、

  • 相続手続きの手間
  • 精神的負担
  • 時間的ロス

は大きく軽減されました。

「相続は大変」というイメージを変えてくれる制度の一つです。

避けては通れない「遺品整理」という現実

制度が整っても、どうしても避けて通れないのが遺品整理です。

相続手続きは書類で終わります。
しかし、遺品整理は現実そのものと向き合う作業です。

  • 思い出の品
  • 生活の痕跡
  • 故人が大切にしていたもの

それらを前に、手が止まってしまう方は少なくありません。

遺品整理は「ただの片付け」ではない

遺品整理は、単なる不用品処分ではありません。

  • 相続財産の確認
  • 重要書類や通帳の探索
  • 現金・貴重品の確認
  • 家族の想いの整理

これらがすべて絡み合う、相続の最終段階とも言える作業です。

増え続ける遺品整理・不用品回収のトラブル

近年、遺品整理をめぐるトラブルは急増しています。
特に問題となっているのが違法業者の存在です。

札幌では「不用品回収」ができない現実

札幌市では、一般廃棄物収集運搬業の許可は新規取得が極めて困難です。
つまり、原則として

民間業者が「不用品回収」をうたって営業することはできません。

それにもかかわらず、

  • 「格安不用品回収」
  • 「即日対応」
  • 「何でも引き取ります」

と宣伝する業者が後を絶ちません。

違法業者に依頼した場合のリスク

違法な業者に依頼すると、格安であるように見えますが、次のようなリスクがあります。

  • 不法投棄(依頼者も責任を問われる可能性)
  • 高額請求
  • 追加料金の強要
  • 罰則(廃棄物処理法違反は非常に重い)

「知らなかった」では済まされないケースもあります。

実際にある悪質な事例

実際に相談を受ける中で、次のような事例もあります。

  • 現場を見ずに見積りを出し、契約書の内容で縛りをいれて現場にある物をすべて持ち去る
  • タンスや引き出しの中の現金を無断で持ち出す(高齢者はタンス預金している場合が多い)
  • 重要書類が処分されてしまう
  • 後から高額な請求書が届く

この中で特に注意すべきは、現場を見ずに見積りを出す業者です。

遺品整理は現場を見ずに判断できるほど簡単なものではありません。遺族と故人をつなぐ遺品整理は現場を確認したうえで、時間をかけて見積りを作成して作業にあたる業者を選んでください。

手を合わせるだけの業者は遺品整理業者とはいえないというのが率直な感想です。

適正な遺品整理業者を選ぶためのポイント

繰返しになりますが遺品整理を依頼する際は、次の点を必ず確認してください。

  • 必ず現地で見積りを行う
  • 作業内容・処分方法を説明してくれる
  • 契約書・見積書をきちんと出す
  • 廃棄物処理の方法が明確
  • 行政手続きや相続の知識がある

「安さ」だけで選ぶのは、最も危険です。

札幌市では不用品の回収はできないため、一般廃棄物を回収できる業者を依頼した場合にどうしても金額がかさみます。しかし、適切な方法で事業を行なっている証拠でもあり、信用に値する業者様といえるかと思います。

命を守る最後の砦から、想いをつなぐ最後の砦へ

実際に私自身も
KANNA KAMUYという遺品整理業を行っております。
元消防士の行政書士が運営しており、相続を最後までしっかりと行いたい想いで行っております。

消防時代、私は
「命を守る最後の砦」として現場に立っていました。

そして今、遺品整理は
「故人の想いを遺族につなぐ最後の砦」だと考えています。

  • 法律を理解しているからこそできる整理
  • 行政手続きと連動した対応
  • 遺族の気持ちを最優先にした進め方

単なる作業ではなく、相続の一部としての遺品整理を大切にしています。もし、ご興味がある方がいらっしゃればご相談ください。

相続は「終わらせる」ものではなく「つなぐ」もの

相続は、財産を分けるためだけの手続きではありません。
故人の人生と想いを、次の世代につなぐためのものです。

  • 書類の整理
  • 財産の整理
  • そして、想いの整理

そのすべてを、安心して任せられる存在が必要です。

相続や遺品整理でお悩みの方は、
一人で抱え込まず、専門家にご相談ください。

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