行政書士
中尾生馬
自分が生まれ育った街で、地域密着の行政書士事務所を目指し、自分と、息子が通った「とまと保育園」の名前から、事務所名を「とまと行政書士事務所」にする。
市民から親しまれる存在となるべく、消防吏員時代の経験も活かしながら市民の生命と財産を守り、生活の安心と安全を支える人のサポートに命を懸けている。
Contents
民泊の相談を受けていると、
「消防よりも先に、図面で止まった」
「届出は簡単だと思っていたけど、図面が全然わからない」
という声を本当によく聞きます。
住宅宿泊事業法の民泊は「届出制」ですが、
図面は“適当でいい”わけではありません。
むしろ、
図面の精度
数値の取り方
表現の仕方
これら次第で、
消防設備の要否が変わる
追加工事が発生する
ということすら起こります。
この記事では、北海道(札幌・ニセコ・旭川・富良野・美瑛・函館)で民泊を始める方向けに、
民泊で必要になる図面の種類
図面を書くときの重要ポイント
壁芯と内寸の違い
間取りと非常照明設備の関係
消防提出用の避難経路図の作り方
なぜ「図面が書ける行政書士」に任せるべきなのか
を分かりやすく解説します。
目次
住宅宿泊事業法の届出では、主に次のような図面が必要になります。
この中で、
行政への届出用図面と
消防署提出用の図面は、
目的がまったく違う点が重要です。
「同じ図面を出せばいい」
と思っていると、ほぼ確実に修正が入ります。
民泊の図面で特に重要なのは、
“誰が見ても判断できる図面”になっているかです。
チェックされるポイントは次のような点です。
そして、ここで必ず出てくるのが
「壁芯」と「内寸」の問題です。

壁の中心線から中心線までで測る方法。
建築図面ではよく使われます。
壁の内側から内側までを測る方法。
実際に人が使える空間の寸法です。
民泊では、
といった判断を、
「実際に使える面積」=内寸ベースで行うことが多くなります。
ところが、
建築図面をそのまま流用すると、
壁芯寸法のまま記載されているケースが非常に多い。
結果として、
というトラブルにつながります。
図面作成では、
どの寸法基準で書いているのかを明確にすることが不可欠です。

民泊でよく誤解されるのが、
「非常照明は必ず必要」という思い込みです。
実際には、
などによって、
必要・不要が分かれます。
こうした条件が図面上で明確に示されていれば、
非常照明が不要になるケースもあります。
逆に、
こうした図面だと、
「安全側」で判断され、
非常照明設置を求められることが多くなります。
つまり、
図面の書き方=設備コスト
と言っても過言ではありません。

行政への届出図面とは別に、
消防署には避難経路図の提出が求められます。
これは、
「どこからどこへ、どう逃げるのか」
を一目で分かるようにした図面です。

避難経路図で重要なのは、芸術性ではありません。
特に民泊では、
初めて建物を使う宿泊者が見る前提で作る必要があります。
よくあるNG例は、
この場合、
消防から修正指示が入り、
運営開始が遅れる原因になります。
最近は、
もありますが、
民泊図面を自己流で作るのはリスクが高いです。
なぜなら、
それぞれが違う視点で図面を見るからです。
「行政はOKだったのに、消防でNG」
「消防は通ったけど、届出で差し戻し」
こうした二度手間は、
図面の段階で防ぐことができます。
民泊は、
書類 × 図面 × 消防
この3つがそろって初めて成立します。
図面を書けない行政書士の場合、
という流れになりがちです。
一方で、
図面まで理解し、書ける行政書士であれば、
が可能です。
結果として、
という大きなメリットがあります。
住宅宿泊事業法の民泊は、
図面を軽視すると失敗します。
これらはすべて、
図面次第で結論が変わるポイントです。
だからこそ、
民泊は
「図面も書けて、消防も分かる行政書士」
に任せることが、
結果的に一番の近道になります。
「届出を出すため」ではなく、
「安全に、無駄なく、長く運営するため」
その視点で、専門家を選んでください。
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