経歴
東日本大震災をきっかけに消防吏員を目指し、大学卒業後は消防吏員として11年間勤務する。
市民の命を守るため強い使命感を持ち、日々研鑽を積み精神力を鍛える。また、刻一刻と命の危険が迫る状況において、限られた時間で情報を引き出し、迅速かつ的確に判断し、物事を遂行する能力を身につける。
転機となったのは平成30年に発生した胆振東部地震。街には怪我をした人や、住む場所がなくなった人が溢れ、助けようにも道路が陥没して先へ進めない状況などに直面し、消防吏員は命を救うことはできても、生活の安心・安全を支えるには限界があると思い知る。
避難所で介護が必要な高齢者の移送に苦慮する介護タクシーの方々、行き場を失った外国人留学生や技能実習生たちが困惑している姿を見て、「この人たちを法的・制度的な側面から支えたい」と強く思うようになる。
災害が収束した後も、住む場所の問題や相続問題の発生など市民の混乱は続いていたが、消防吏員としては力になることができず、命の最前線だけで関わりが終わってしまう自分を責める日々が続く。
そんな時に『カバチタレ』というドラマで行政書士と出会う。調べていくうちに、介護タクシーや外国人の方のサポートはもちろん、民泊のサポートや相続や遺言などにも携わり活躍することができる職業であることを知り、一念発起して行政書士を志す。
自分が生まれ育った街で、地域密着の行政書士事務所を目指し、自分と、息子が通った「とまと保育園」の名前から、事務所名を「とまと行政書士事務所」にする。
市民から親しまれる存在となるべく、消防吏員時代の経験も活かしながら市民の生命と財産を守り、生活の安心と安全を支える人のサポートに命を懸けている。
仕事へのこだわり
どんなに困難な状況であっても、諦めずに試行錯誤を重ねて要救助者を救ってきた経験から、行政書士としても、「ここまでやってくれて駄目だったらもうしょうがない」と言われるくらい、誰よりも諦めずに、親身になって問題に向き合う姿勢を大切にしたいと考えている。
また、問題の核心に迫るため、顧客の話をしっかり最後まで聞き、理解しようと努めており、様々なお悩みに寄り添えるよう普段から幅広い知識の習得に励んでいる。
ビジョン・モットー
モットーは「目の前の人を救うために、全力を尽くすこと」。
行政書士として、地域に住む人たちの命と生活を守ること、そしてそれを支える介護タクシー事業や建設業者、防災業務を担う人たちを支援することで、札幌の人たちが安心して生活を送り、安全で住みやすいと感じる街づくりを目指していきたいと考えている。
趣味
趣味はトマト栽培をはじめ、サウナや神社巡りなど多岐にわたる。
息子と家庭菜園でトマトを栽培している。自身はトマトが大好きなのだが、息子はトマトが苦手なため、トマト好きになってもらえることを願っている。
サウナ歴は10年で、熱気のある場所で自身の限界と戦い、我慢をした先にある整いの世界は、まさにこの世の極楽だと感じている。
神社巡りも大切にしている趣味の一つで、全国の神社の御朱印集めを楽しんでいる。サウナで体を整え、神社へお参りすることで心を整えることで、心身ともに整った状態で仕事に向き合うことができている。