顧客概要
北海道滝川市在住のA様(40代・女性)。長年、不動産管理業に携わり、多くの高齢者とも接してきました。管理業務を行う中で、移動手段がなく孤独を感じる高齢者が多いことに心を痛め、「もっと直接的に人のためになる仕事がしたい」と考えるように。
仕事を辞めて新しい挑戦を模索していた時、偶然見かけた介護タクシー事業者の姿に感銘を受け、自らも介護タクシー事業に挑戦することを決意。当事務所にご相談いただきました。
※本事例は個人情報の観点からモデルケースとして地域や一部内容を変更して記載しています。
ご依頼の経緯
A様は、介護現場での実務経験はありませんでした。そのため、
- 介護スキルに不安がある
- いきなり事業を始めていいか不安
- 手続きをどのように進めればよいか分からない
といった不安を抱えており、「焦らずじっくり準備を進めながらサポートしてくれる専門家」を探していました。
担当者のコメント
A様の「人のためになる仕事がしたい」という真っ直ぐな気持ちに強く共感し、私は通常の介護タクシー許認可サポートにとどまらず、介護技能の習得支援まで視野に入れたサポートを行いました。
まず、急ぎで事業開始する必要はないとの意向を受け、無理にスケジュールを詰め込まず、
- 初任者研修(旧ヘルパー2級)の受講を提案
- 研修受講中も同時進行で許認可に向けた準備を開始
- 研修の進捗に合わせて申請タイミングを調整
といった形で、A様のペースを大切にしながら進めました。
介護タクシー許認可のためには、営業所・車庫の確保、申請書類・図面作成、運輸局との事前調整など細かい手続きが必要ですが、それらもすべて当事務所が一括サポート。A様には、手続きの心配をせずに介護スキルの習得に集中していただける環境を整えました。
このように、介護技能習得と開業準備を並行して丁寧に進めた結果、A様は無理なく介護タクシー許可を取得でき、介護現場で求められる知識や接遇マナーも備えた状態で事業をスタートすることができました。
開業後は、不動産管理で培った「人を支える視点」と、介護タクシー事業で得た「移動支援」が融合し、地域の高齢者から非常に高い信頼を得ています。
お客様メッセージ
「人のためになることがしたいと思い切って挑戦を決めて、本当に良かったです。
最初は不安でいっぱいでしたが、中尾先生が急かすことなく、私のペースに合わせて進めてくれたおかげで、介護の技能もしっかり身につけたうえで事業をスタートできました。
以前は物件を管理していましたが、今は利用者さんたちの“安心”と“安全”を管理する仕事にやりがいを感じています。
こんなにやりがいのある仕事に出会えたのは、中尾先生のおかげです!」