顧客概要
北海道在住のK様(40代・男性)。介護施設で長年勤務されており、現場で多くの高齢者と接する中で、「もっと利用者に寄り添った働き方ができないか」と感じるようになっていました。
一方で、独立に対する漠然とした不安もあり、「何をすればいいのか」「自分に合った働き方とは何か」が分からない状態が続いていました。
インターネットで情報収集を試みたものの、断片的な情報ばかりで全体像がつかめず、具体的な行動に移せない状況が続いていました。また、家族からも独立に対する不安の声があり、一歩を踏み出せずにいました。
そのような中で、「手続きだけでなく、今後の働き方も含めて相談できる専門家」を探していたところ、当事務所へご相談いただきました。
※本事例は個人情報保護の観点から一部内容を調整しています。
ご依頼の経緯
K様は、介護施設での勤務経験から「もっと利用者一人ひとりに寄り添える働き方がしたい」という想いを持ち、独立を検討されていました。特に、介護タクシーという選択肢には以前から関心があったものの、具体的に何から始めればよいのかが分からず、行動に移せない状態が続いていました。
まずはご自身でインターネット検索を行い、許認可の手続きや開業方法について調べてみたものの、情報が断片的で全体像が見えず、「結局自分の場合はどうすればいいのか」が分からないままでした。さらに、開業後の収益や生活面に対する不安から、ご家族の理解を得ることも難しく、気持ちの整理がつかない状況でした。
そうした中で、「単なる手続き代行ではなく、自分の状況に合わせて一緒に考えてくれる専門家に相談したい」という思いが強くなり、当事務所へご相談いただきました。初回のご相談では、事業の話だけでなく、ご本人の価値観や将来の生活イメージ、ご家族との関係性についてもじっくりお話を伺うところからスタートしました。
担当行政書士のコメント
K様のケースで特に重要だったのは、「手続き」ではなく「方向性の整理」でした。介護タクシーの許認可は、要件さえ満たせば取得自体はそこまで難しいものではありません。しかし、どのような働き方をしたいのか、どの規模でスタートするのか、生活とのバランスをどう取るのかによって、最適な選択は大きく変わります。
そこでまずは、K様のこれまでのご経験や価値観、ご家族との関係性を丁寧にヒアリングし、「なぜ独立したいのか」「どんな日常を送りたいのか」といった本質的な部分を明確にすることからスタートしました。その上で、個人事業ではなく法人化した方が将来的な安定性や資金調達の面でメリットがあると判断し、法人設立のサポートも実施しました。
また、融資については事業計画の作成から金融機関との調整まで一貫して支援し、無理のない資金計画を構築。車両選定においても、単に要件を満たすだけでなく、実際の利用シーンや維持コストまで踏まえた現実的な提案を行いました。さらに、営業所の立地や集客方法についてもアドバイスを行い、「開業して終わり」ではなく「継続できる事業」にするための設計を重視しました。
特に難しかったのは、ご家族の理解を得るプロセスです。独立にはリスクも伴うため、不安を感じるのは当然です。そのため、事業計画や収支の見通しを“見える化”し、ご家族にも納得していただけるよう丁寧に説明を重ねました。その結果、最終的にはご家族も事業に関わる形となり、K様一人ではなく「家族で取り組む事業」としてスタートすることができました。
介護タクシーの許認可はあくまでスタートラインです。本当に大切なのは、その先の経営と生活です。当事務所では、単なる申請代行にとどまらず、お客様一人ひとりにとって最適な形を一緒に考えることを大切にしています。
お客様メッセージ
「正直、最初は行政書士=手続きだけして終わりというイメージを持っていました。ですが実際に相談してみると、開業の話だけでなく、自分がどう働きたいのか、家族とどんな生活をしていきたいのかまで一緒に考えてくれて、とても驚きました。
自分一人で調べていたときは、何が正解なのか分からず不安ばかりでしたが、一つひとつ丁寧に説明してもらえたことで、少しずつイメージが具体的になっていきました。特に家族への説明についてもサポートしてもらえたことで、不安が解消され、最終的には家族も一緒に事業に関わってくれるようになりました。
もしあのまま一人で進めていたら、途中で諦めていたか、無理な形でスタートして後悔していたと思います。今は、自分が理想としていた働き方ができていて、家族との関係も以前より良くなりました。本当に相談してよかったと感じています。」